コロンブスはアメリカ大陸への航路を発見しました、それがグローバル化の初めだったという事が言われています。
コロンブスが発見した航路を使いスペイン人はインディアスを植民地にしていきました。その結果初めから住んでいた原住民は虐殺とスペイン人が持ち込んだウイルスで死に絶えました。
植民とは民を植えるという事です。
インディアンたちが死に絶えた後、カリブ海の島々に植えられたのは奴隷として連れてこられた黒人たちでした。
そして、私たちもかつて台湾や朝鮮半島を植民地とし自国の民を植えていったという歴史を思い出さなければならない。
ねばならぬ、為さねばならぬ、という考え方はあまり好きではないのですが、それでもやはり思い出さなければならない。
そして今世界ではコロンブスが東から西へと後悔し、それがのちに奴隷貿易へと転化した、その逆転が起こっています。西から東へと難民や移民が渡ってきている。
そしてそれは国という単位や民族意識がどのようなものとしてあるべきなのかが問われているのだと思います。
祖国愛なんてどうでもいいと思う、けれど、故郷という言葉には何か捨てても捨てきれないものがある。それは私が酷くロマンチックなだけなのかもしれない。
まだよくはわからないのですが、『クレオールとは何か』という本の中で書かれている通り、私たちに対して行われた歴史的暴力によって私たちは今を生きている、のであれば、私たちがしたこと、そしてされた事を、国という単位ではなく捉え私とは何者なのかをもう一度考えなければならないのではないか。
もし演劇が、私とは何ものなのかという事をとうばであるならば、やはり演劇がその問いにたいして目を背けてはならないのではないか。
こんなうんちくを垂れたとて、作品が面白くなきゃ意味がない。
でも、こうやって考える事で、少しでも世界を理解したいと思う。
演出 山崎

最近本当に、朝と夜は寒くなりましたね。今日は朝から雨で、雨の日は頭が痛くて嫌なのですが、午後から晴れて青空が見えて、あー、秋なんだなぁと…思い秋刀魚がとても食べたい気分です。
居留守の『鳥を吐き出す。』は3日間稽古のお休みで、私は家でテクストとにらめっこをしながら、俳優本人がいないとやっぱりどうもわからんなぁと思いつつ上演台本の整理をしております。
今回使用するテクストは、コロンブスという人がアメリカ大陸に到達して帰って来る(スペインに)までの航海誌とカリブ海と朝鮮の民話を使っています。
この掛け合わせで作品を作る中で、たくさんの言葉にであっているのですが、ラファエル・コンフィアンという人が、文学とは共同体の無意識の表出だと言っていて、民話って確かに特定の誰かの言葉ではなくて、コミュニティの中で生成されたものだから、それを読み解いていくと物語の裏に隠れた歴史の痕跡がみてとれる、昔も今もさほど変わらないな、と思いつつ、もしかしたら桃太郎も同じように読んでみたら面白いんではないか、と思って居留守で日本昔話やったらいいんじゃね?と眠い頭で考えています。
ま、でも今回は日本ではなくて、ヨーロッパとカリブ海、そして朝鮮・韓国です。
コロンブスはしきりにジパング探すぜ、と言っています。ジパングってマルコポーロの東方見聞録にでてくる日本のことなんだけど、結局コロンブスはジパング見つけたとは航海誌のなかでは言ってくれません、私も日本ってどこにあるのかしりたいですが、答えは自分で作っていくしかないようです。
そんな居留守の『鳥を吐き出す。』は10月27日〜29日に京都人間座スタジオで上演です。
詳細は▶︎https://irusukyoto.wixsite.com/irusu-kyoto

『鳥を吐き出す。』の稽古の日々です。
今回の居留守の『鳥を吐き出す。』はカリブ海の民話と韓国の民話のテクストを使っているのですが、日本の昔話で聞いたことがあるような話が沢山あります。
例えば、赤ずきんちゃんよろしく人ではないものが子どもを声で騙す物語や、老人が動物を助けて富を手にいれ、それを妬んだ隣人が同じように動物を助けるが逆にひどい目にあう話…どれも聞いた事があるような話しです。でもその国や地域によって聞こえ方が違うので、やはり歴史の中に生きているのだなと思います。
例えば、
「クロンボ」という喫茶店の名前に、何をイメージするのだろう?音の響きがリズミカルで陽気な感じがする、とか、ダッコちゃん?の白黒の昭和の映像?ジャズ?美味しいコーヒー豆?。でも、私たちはこの言葉が歴史を背負っていることを知っている、でもさほど心に留めていない。(というか私は心に留めていなかった。)忘れることで沈黙を強いているものがもしかしたらあるのかもしれない。一つの言葉が持っている歴史があって、それから言葉たちが解放されるということはあり得るのだろうか?そんなの鳥の言葉以外はありえない。
とか、むにゃむにゃ、云々かんぬん。
とにかく、居留守の『鳥を吐き出す。」見にきてほしい!!!!
日時
2017年10月
27日(金)19:00 −
28日(土)14:00 - / 19:00 -
29日(日)14:00 - / 19:00 -
場所:人間座スタジオ
参考テクスト
クレオールの民話
コロンブス航海誌
ネギをうえた人
チケット代 2000円(当日300円プラス)
予約
https://www.quartet-online.net/ticket/spitoutabird
出演
岡村淳平
重実紗果(花柄パンツ)
佐々木峻一(努力クラブ)
野村明里
降矢菜採
スタッフ
音響 林実菜
照明 川島玲子
舞台監督 北方こだち
製作 いるす。
演出
山崎恭子
・・・・・・『鳥を吐き出す。」作品詳細・・・・・・・
居留守は今年10月に人間座スタジオで『鳥を吐き出す。』を上演致します。
やくにも立たない言葉にも必ず出番はあるものだ、特に鳥の言葉の場合に は。という訳で、国のひと隅に、悪魔が少年の頃の話だが、喋ろうにも言葉が尽きてしまったオウム鳥がいた。
–『クレオールの民話』より–
Please screen these samples. / これらのサンプルを検査してください。
居留守は、今回 “ screen ” という単語をコンセプトに『鳥を吐き出す。』を上演します。“ screen ” という単語を聞いて恐らく多くの人が思い浮かべるのは映画のスクリーンやパソコンのモニターなど“ 見る ” ためのものではないかと思います。しかしこの言葉を英和辞典で引いてみると、目隠し・防護物・衝立といった“ 見えない ” というイメージをもった単語が出てきます。
例えば、ブラックボックスと好奇心旺盛な指先のリテラシーは世界中のどんな場所の出来事でも手の中に、目の前に置くことを可能にしました。世界は以前より近くなったのかもしれません。でも近くなれば近くなったぶん近視化して、今より前のことには健忘症的になっているようにも思えます。
居留守は“ screen ” というコンセプトをもとに『コロンブスの航海誌』などを参照し “ わたしは何者なのか? ” を探しに出かけます。
KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2017 フリンジ「オープンエントリー作品」
京都府文化力チャレンジ事業

少しづつですが、「クレオールとは何か?」という本を読み進めています。
その本の中に以下のようなことが書かれていました。
そして、「クレオール」は繰り返し言うように、西欧の「歴史的暴力」の産物である。その産物が自らを肯定するためには、西欧的歴史の運動を自己を生み出した者として承認しなければならない。ちょうど子供が親を親と認めるように。でなければ「クレオール」の存在ははじめから否定されてしまうからだ。(…)「クレオール」の自己表明とは従って、西欧的歴史を追認し、みずからをその産物と認めることによって、その歴史の原理を解体させる可能性を秘めたものなのだ。
私は最近自分の感動のポイントがよくわからなくなっているのですが、この文を読んだときとても感動しました。感動っていうと安っぽいことばで少し嫌ですが、でも、ひとまず感動と言っておいていいにしておきます。
例えば、「本当の自分」のような自分探しには、そんな本来性などどこにもなくて、その問いにかこつけて商売をする人たちのためのいい材料なのだと言ってしまいたい。
でも、なんというか、私は誰か?という問いには答えがあるような気がするのです。それは、きっと徹底的に歴史の中に身を置くことで見えてくるのだと思います。
私は、あまり自分の国の歴史を知りません。
それでも、今回扱うテクストをあらためて見てみると、やはり問題はその「私とは誰か?」という問いで、その問いががテクストの方から投げかけられているように感じます。
そもそも、人前で何かを演じる行為は常に客席から「あなたは誰なのか?」という問いの眼差しを受けている。
まだまだ、ぜんぜん形にはなっていないのですが、それでも今回関わってくれている俳優と一緒にもうしばらくこの問いを考えていこうと思います。
今日も稽古でした。稽古終わりに雨に見舞われて足止めを食らいながら俳優と何気ない話をしながら、止むのを待ちました。
これから、ご飯を作って、本を少し読んで寝ます。
演出
・・・・・・『鳥を吐き出す。」作品詳細・・・・・・・
居留守は今年10月に人間座スタジオで『鳥を吐き出す。』を上演致します。
やくにも立たない言葉にも必ず出番はあるものだ、特に鳥の言葉の場合に は。という訳で、国のひと隅に、悪魔が少年の頃の話だが、喋ろうにも言葉が尽きてしまったオウム鳥がいた。
–『クレオールの民話』より–
Please screen these samples. / これらのサンプルを検査してください。
居留守は、今回 “ screen ” という単語をコンセプトに『鳥を吐き出す。』を上演します。“ screen ” という単語を聞いて恐らく多くの人が思い浮かべるのは映画のスクリーンやパソコンのモニターなど“ 見る ” ためのものではないかと思います。しかしこの言葉を英和辞典で引いてみると、目隠し・防護物・衝立といった“ 見えない ” というイメージをもった単語が出てきます。
例えば、ブラックボックスと好奇心旺盛な指先のリテラシーは世界中のどんな場所の出来事でも手の中に、目の前に置くことを可能にしました。世界は以前より近くなったのかもしれません。でも近くなれば近くなったぶん近視化して、今より前のことには健忘症的になっているようにも思えます。
居留守は“ screen ” というコンセプトをもとに『コロンブスの航海誌』などを参照し “ わたしたちとは何者なのか? ” を探しに出かけます。
日時
2017年10月
27日(金)19:00 −
28日(土)14:00 - / 19:00 -
29日(日)14:00 - / 19:00 -
場所:人間座スタジオ
参考テクスト
クレオールの民話
コロンブス航海誌
ネギをうえた人
チケット代 2000円(当日300円プラス)
予約
https://www.quartet-online.net/ticket/spitoutabird
出演
岡村淳平
重実紗果(花柄パンツ)
佐々木峻一(努力クラブ)
野村明里
降矢菜採
スタッフ
音響 林実菜
照明 川島玲子
舞台監督 北方こだち
製作 いるす。
演出
山崎恭子
KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2017 フリンジ「オープンエントリー作品」
京都府文化力チャレンジ事業

居留守は今年10月に人間座スタジオで『鳥を吐き出す。』を上演致します。
やくにも立たない言葉にも必ず出番はあるものだ、特に鳥の言葉の場合に は。という訳で、国のひと隅に、悪魔が少年の頃の話だが、喋ろうにも言葉が尽きてしまったオウム鳥がいた。
–『クレオールの民話』より–
Please screen these samples. / これらのサンプルを検査してください。
居留守は、今回 “ screen ” という単語をコンセプトに『鳥を吐き出す。』を上演します。“ screen ” という単語を聞いて恐らく多くの人が思い浮かべるのは映画のスクリーンやパソコンのモニターなど“ 見る ” ためのものではないかと思います。しかしこの言葉を英和辞典で引いてみると、目隠し・防護物・衝立といった“ 見えない ” というイメージをもった単語が出てきます。
例えば、ブラックボックスと好奇心旺盛な指先のリテラシーは世界中のどんな場所の出来事でも手の中に、目の前に置くことを可能にしました。世界は以前より近くなったのかもしれません。でも近くなれば近くなったぶん近視化して、今より前のことには健忘症的になっているようにも思えます。
居留守は“ screen ” というコンセプトをもとに『コロンブスの航海誌』などを参照し “ わたしたちとは何者なのか? ” を探しに出かけます。
日時
2017年10月
27日(金)19:00 −
28日(土)14:00 - / 19:00 -
29日(日)14:00 - / 19:00 -
場所:人間座スタジオ
チケット代 2000円(当日300円プラス)
予約
https://www.quartet-online.net/ticket/spitoutabird
出演
岡村淳平
重実紗果(花柄パンツ)
佐々木埈一(努力クラブ)
野村明里
降矢菜採
スタッフ
音響 林実菜
照明 川島玲子
舞台監督 北方こだち
製作 いるす。
KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2017 フリンジ「オープンエントリー作品
京都府文化力チャレンジ事業
